予防歯科 埼玉県春日部市|荒谷デンタルクリニック|歯列矯正・嚙み合わせ治療専門

医院ブログ
スタッフ募集
診療予約

予防歯科

「きちんと毎日磨いているのになぜ毎年のようにむし歯ができるんだろう?」
と思ったことはないですか?

これまでむし歯の原因というと、歯質、むし歯菌、砂糖などといった条件がそろうと発症するといった説明がされてきましたが、最近ではより詳しいメカニズムが分かってきました。また、その予防法もかなり確立してきました。


これからは、「ただ単に一生懸命磨く」だけでは、真の予防は難しいでしょうし、いつまで経ってもむし歯をつくり続けることになるかもしれません。
まず第一に大切なのは、従来の診査に加えて、「むし歯のなりやすさを診査する」ことです。
簡単に言えば、同じように磨いていてもすぐにむし歯をつくる人もいれば、ほとんどつくらない人もいます。人それぞれに、なりやすい人となりにくい人がいるんです。理由を科学的に調べなくてはなりません。


特に唾液検査は、お口の中の環境がむし歯になりやすいのか、なりにくいのかを知る上で非常に重要です。 従来のように歯を真っ赤に染め出して、「ここが磨けてないからがんばりましょう。」だけでは本当の予防は難しいですね。



一人平均残存歯数の比較

このグラフを見てください。ブラッシングを自分なりにしっかりして治療もきちんと受けていても、80歳の時点で歯の数はやはりわずかに6~7本しか残っていません。
ところが、きちんと最新の予防プログラムを受けた人は80歳でも約16本残っているんです。
これは大変な差だと言えます。


一人平均残存歯数の比較グラフ

日本以外では・・・!?

ちなみに80歳で残る歯の数の平均は、アメリカで15本、スウェーデンで20本と統計に出ています。これらの国では、定期的なプロフェッショナルケアが徹底されています。予防では世界一のスウェーデンやフィンランド、そしてアメリカにしても、こうした定期的なプロフェッショナルケアの体制が日本よりはるかに進んでいます。


予防歯科の世界的権威であるアクセルソン教授によると、3ヶ月に一度の完璧なプロフェッショナルケアを行うと、理想的なお口の状態を末永く保持できることが証明されています。


日本およびスウェーデンにおける19歳のDMFTの推移右のグラフを見てください。
DFMTとは、ひとつの指標で、この数値が低いほど歯が健康であることを表しています。
むし歯になってからでないと保険給付を認めない国(日本:歯を修理する歯科治療)と、予防に力を入れている国(スウェーデン:歯を守る歯科治療)の違いは歴然です。


ページの先頭へ戻る